hub
コマンドをご存じでしょうか。インストールしてalias git=hub
と設定するだけで、git
コマンドからGitHubの操作ができるようになる優れものです。特に個人的にはgit create
とするだけでGitHub上にリポジトリが作成される、というのが非常に便利だと思っています。
さて、皆さんの会社ではgitサーバはどのように構築されているでしょうか。いろいろな選択肢がありますが、それなりの規模だとGitHub Enterprise(以下GHE)を利用している、という会社も多いと思います。 実際、現職ではGHEを使っています。
そのような場合、趣味/個人の開発ではgithub.com、会社ではGHEと使い分けることとなりますが、GHEでhub
が使えないとすると非常に不便です。そう考えて調べてみると、Web上では、hub
をGHE環境で使うには環境変数を使うとする設定例が散見されます。
しかし実は、hub
は複数環境での使用をサポートしているんです。
設定方法は至って簡単で、$HOME/.config/hub
に設定を書き足すだけです。実際に見てみましょう。
すでにhub
を使っている場合、cat $HOME/.config/hub
で設定を見ることができます。私の場合、次のようになっていました(oauth_token
は潰してありますが、実際にはトークンが入っています)。
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どんな項目かは明らかですね。ここに会社のGHEの環境に関する情報を追記します。
まず、自社のGHEのアドレス以下/settings/tokens
を開きます。Generate new tokenボタンをクリックし、新規でPersonal access tokenを発行します。名称はわかりやすい物を任意で付けてください。hub
はリポジトリを操作するコマンドですから、scopeはrepoを与えれば十分でしょう。画面下部のGenerate tokenボタンをクリックすると、トークンが発行されますので、これをコピーしておきます。
手元のエディタ(お好みの物を使用してください)で$HOME/.config/hub
を開き、設定を追加します。
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オブジェクトのキーとしてGHEのドメインを、user
はGHEでログインに使用するユーザ名を使用します。oauth_token
に先ほど生成したPersonal access tokenを設定し、保存します。保存できたら、hub
でGHEにアクセスができるようになっているはずです。
実際に使うと、次の様にどのホストを使用するか聞かれ、好きな方を選べるようになっています。
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