KubeCon Japan 2025
2025年6月17日/18日に開催されたKubeCon + CloudNativeCon Japan 2025 に参加してきました。 また、その前日16日にCo-located EventとしてJapan Community Day の一部としてDoc Sprintというイベントを実施しました。 KubeConはKubernetes のイベントで、Cloud Native Computing Foundation (CNCF)が主催しています。 日本での開催は初めてということで、コミュニティからの期待も大きかったのですが、結果としては大盛況で、1500枚のチケットが完売だったということです。 Doc Sprint 本祭の前日に、Co-located eventという形で、会場の近く、NTT DOCOMO Open Lab in OdaibaでJapan Community Dayが開催されました。 Japan Community Dayでは、いくつかのセッションがあったほか、Kubernetes Upstream TrainingとDoc Sprintを開催しました。 Doc SprintはKubernetesのドキュメント(の、特に日本語翻訳)にコントリビュートしよう!というイベントで、私や、@junya__okabe がKubernetes SIG Docs日本語localizationチームapproverとして初めてのコントリビュートをサポートするという企画でした。 当日はめちゃ簡単good-first-issueを用意することに成功したのもあって、実際に4人のnew contributorが誕生しました。 景色も大変良く、大変良い会場でした。 KubeCon本祭 本祭は概ね廊下をうろうろして知り合いと話したり、ブースを冷やかしたりしていました。 ヘイシャもプラチナスポンサーということで、なかなか大きなブースを出していました: Job boardもあり、ペンが置いてあったので、コントリビューター募集のメッセージを書いておきました(“Job"ではないけど・・・): あんまりたくさんのセッションは聴かなかったのですが、一番面白かったのは初日の最後のコマに発表のあった、2-Node Kubernetes というセッションでした。 要するに、HA構成K8sが3ノード以上必要なのはetcdが3ノード必要だからで、etcdは3台あっても1台までしか落とせないので、ならば(leader electionさえなんとかすれば)耐故障性は3ノードと変わらないし、edgeでコストを落とすこともできてハッピーじゃん、という話でした。 2日目の昼には、Kubernetes Upstream Training Japanの一員として、発表をすることもできました。 個人のプロポーザルは通らなかったんですけど、パネルディスカッションのプロポーザルが通って本当に良かった。 ...