emacs/lsp-mode + goplsでGo用のLSP環境を設定する
Language Server Protocol (以下LSP)はこれまでエディタ/IDEが独自に実装する必要があった、補完や定義参照、静的解析によるエラー分析などをサービスとして実現するためのプロトコルです。 LSPを実装したクライアントは、Language Serverを提供している言語であれば何でも補完や定義参照、静的解析といった便利機能を使用することができます。 Microsoftが2016年にその仕様を公開してから、多くのエディタ用のLSPのクライアント実装が作られ、また各種言語用のLanguage Serverも公開されています。 Go言語も例に漏れずLanguage Serverの実装がいくつか存在します。今回は準公式提供のgopls を使用して設定してみます。 もちろんemacsにも複数のLSP Client実装がありますが、今回はlsp-mode を使用します。 まずはemacs用のパッケージをインストールします。次のモノをpackage-installかpackage-list-packagesか、そのあたりでよしなにインストールします。 lsp-mode lsp-ui company-lsp インストールできたら、(私はuse-packageを使っているので)設定ファイルにuse-packageの設定を入れておきます。ついでにgo用の設定も入れておきましょう。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 ;; Golang (defun lsp-go-install-save-hooks() (add-hook 'before-save-hook #'lsp-format-buffer t t) (add-hook 'before-save-hook #'lsp-organize-imports t t)) (use-package go-mode :ensure t :mode (("\\.go\\'" . go-mode)) :init (add-hook 'go-mode-hook #'lsp-go-install-save-hooks)) ;; Language Server (use-package lsp-mode :ensure t :hook (go-mode . lsp-deferred) :commands (lsp lsp-deferred)) (use-package lsp-ui :ensure t :commands lsp-ui-mode) (use-package company-lsp :ensure t :commands company-lsp) goplsのインストールもしましょう。 ...