TL;DR
Service type: ExternalName
を使用する
External Service
Kubernetes
では、Ingress
を使用することで、ホスト名ベースのロードバランシング/リバースプロキシを行うことが出来ます。その際、プロキシ先としてKubernetes上のService
を指定するのですが、場合によってはKubernetesクラスタ外のサービスをプロキシ先としたい場合があります。例えば、弊宅の環境では、次の様にプロキシしています。
基盤であるOpenNebulaのダッシュボード以外は*.web-apps.tech
として、Kubernetesへとルーティングしています。
ところで、本ブログは現在Kubernetes上へ移行作業中です。今のところはまだ、Kubernetes上へ載せていません。しかし、折角プロキシの設定が減っているので、blog.web-apps.tech
もIngress
リソースとして管理したいです。
そこで使用できるのがService type: ExternalName
です。ExternalName
として外部サービスを登録することで、Ingress
のバックエンドとして使用できるようになります。
設定
設定はごく簡単で、次の様にします。
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今後も何かの拍子でKubernetesに載せたくないサービスが増える可能性もあるため、external-services
として名前空間を分離しました。このように設定すると、kubectl
からは次の様に見えます。
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後は、普通にIngressの設定をするだけです。
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これで無事、Ingress
リソースとして管理されたサブドメインblog.web-apps.tech
でクラスタ外のブログサービスへアクセスできるようになりました。