先日、初めて海外に行ってきた んですが、その際、slimduet というeSIM(ソフトウェア的な設定で通信事業者を変更出来るSIM)を使用してネットワーク通信をしたので、設定方法などをまとめておきます。
前提
端末はFREETELのKiwami 2 (Androidのバージョンは6)、行き先はデンマーク/コペンハーゲンです。
設定
SIMを購入する
slimduetを使用するには専用のeSIMが必要ですので、公式サイト やAmazon(記事執筆時点では在庫なし)から購入しておきます。
SIMカードの価格はは2000円を切る程度です。
slimduetのアプリをインストールする
slimduetを使用するには、専用のアプリをインストールする必要があります。 Google Playでslimduet と検索し、インストールします。
勿論、この段階では別途データ通信が出来る必要があります。
プランを購入する
slimduet SIMを端末に挿入してから、行き先に併せたプランを購入します。 この段階では、Wi-Fiなどのデータ通信が出来る必要がありますので、空港やホテルのWi-Fi等を使用するか、日本国内にいる内に購入しておきます。
slimduetアプリを起動すると、行き先の検索画面が表示されますので、行き先を入力し検索します。 今回はデンマークですので、「デンマーク」と入力し、検索バー横のルーペボタンを押します(キーボードのGoやDone、エンターなどでは検索されないので注意)。
おすすめプラン、ということでデンマークで使えるプランが表示されますので、選択します。
国別プランを選択すると画面が変わり、1日間、3日間などのプランが表示されますので、日程にあわせた期間のプランを選択します。
クレジットカードなどで購入手続きをした後、画面下部の「私の電話番号」を押し、購入したプランが表示されていることを確認します。
また、この段階でSMSで購入したプランについてメッセージが来るはずです。
電話番号を切り替える
自動電話番号切り替えに対応した端末では、プランの「詳細」から、「携帯電話番号の切り替え」を押すことで切り替えることが出来ます。
Kiwami 2は対応していないため、SIM Toolkitを使用して番号の切り替えを行います。 AndroidのアプリドロワーからSIM Toolkitを起動します。
SIM Toolkitを起動すると、SIMの一覧が表示されるので、slimduetかな?と思われるものを選択します。
SIMを選択したら、「携帯電話番号を切り替え」、「ご利用する携帯電話番号を選択してください」の順で選択します。 「携帯電話番号を切り替え」のあと、「設定」を選択したくなりますが、こちらではないため注意します(図の赤枠で示した部分を選択します)。
購入したプランが表示されますので、選択します。
APNの設定をする
電話番号の切り替えが出来たら、APNの設定をします。 Androidの設定から、「SIMカードとモバイル通信」の設定画面を開きます。
「モバイルネットワーク設定」を開き、データ通信を有効にする、データローミング、にそれぞれチェックを入れます。
「アクセスポイント名」の設定画面を開き、右上の + からAPNの設定を追加します。
名前は適当なもの(slimduetなど)を入力し、APNを uinternet
として保存します。
保存したら、作成したAPN設定を選択します。 この時点でデータ通信が出来るようになっているハズです。
この時点でデータ通信が出来ない場合、通信事業者を適切なものに設定する必要がある可能性があります。